2016年4月26日1億総活躍社会に関する国民議会で
保育および介護の職場での深刻な人材不足を解消するため
保育士は実質2%介護士は月額1万円程度の給与引き上げが
方針として安倍首相から表明されましたね。
保育士および介護士の給与引き上げは人材不足解消につながる?
保育士・介護士給与引き上げ
概要をYahoo!ニュースより引用してみます。
保育士給与、2%増を表明=介護士も月1万円引き上げへ―安倍首相
時事通信 4月26日(火)20時14分配信政府は26日、安倍政権が重視する「1億総活躍社会」に関する国民会議を首相官邸で開いた。
安倍晋三首相は、保育・介護分野の人材不足を解消するため、2017年度から保育士については実質2%の給与引き上げを行う考えを表明。介護士についても「他産業との賃金差がなくなるよう処遇改善を行う」と述べ、月額で約1万円引き上げる方針を明らかにした。
首相は席上、「(処遇改善は)財源を確保しつつ、17年度から実行する。来月中に『ニッポン1億総活躍プラン』の閣議決定ができるよう作業を加速してほしい」と関係閣僚に指示した。政府関係者によると、17年度予算案で保育・介護合わせ2000億円程度の財源を確保する見通し。
保育士の平均月収は約22万円。賃上げは人事院勧告分を含めると約4%になる。首相はまた、技能や経験を有する保育士の処遇をさらに改善する意向も示した。
一方、介護士については、勤続年数に応じた賃金体系を構築し、他のサービス業との賃金格差の解消を目指す方針を打ち出した。
引用元:Yahoo!ニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160426-00000146-jij-pol
(こちらの記事は掲載終了となっています。)
具体的には保育士、介護士ともに1万円程度の賃上げ
こう考えればよいでしょうかね。
しかし、まだまだ不足の感は否めません。
都心部では保育園、保育士の数がともに不足している状態
待機児童解消のために早急に着手しなければならない問題ですが
今回の策で現場の保育士がどう捕らえるのか?管理人は疑問です。
まぁ、どうしても財源との絡みがありますので
いきなりの高額なベースアップは難しいのかもしれませんが
もう少し待遇面も合わせて検討する余地があるのでは?と思います。
また、介護の職場でも人材不足は深刻で
そして日本ではこれからさらなる超高齢化社会を迎えますので
働き手の確保も早急の対策が必要
近頃では介護離職という言葉も頻繁に聞かれるように
両親の介護のために離職を余儀なくされる方も増えていますから
ここも真剣に考えて改善していかなければなりませんね。
保育士・介護士転職支援サイト
保育士転職エージェントおよび
介護職転職エージェントも増えてきていて
求職者をサポートする体制は整ってきましたが
ニッポン1億総活躍プランが実現できるためには
「まだまだ議論、改善の余地があるのかな」と私は思います。
保育にしても介護にしても必要なお仕事ですから
施設の拡充と人員の確保、給与引き上げはもちろん
労働環境改善や福利厚生面の充実など
まだまだ議論する余地はたくさん残されているんじゃないでしょうか。